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英国車とランチア

Lancia-2.JPG

この水色のランチアは愛書狂が密かに所有している車です。
欲張りなことに同型のシルバーグレーも !

Lancia-1.JPG

ただし、ご覧のようにミニチュアカーであります。

Lancia.JPG

Lancia aurelia B24 spider1955年モデルらしいのですが、車にあまり詳しくない私は、中古車とヴィンテージあるいはクラシックカーの線引きがどのあたりにあるのか・・よく判りません。自動車の起源については諸説あるにせよ、せいぜい150年位前、大衆車に至っては100年ほどなので、50年前のこのランチアは古典的な車になるのかなぁ・・

「古いもの」は大好きだけれど、さほど、古い車に興味がなかった私ですが、1度だけ、友人のクラシックカーに同乗させてもらったことがあります。
英国車 Railey RMB 1952 だったのですが、実際に乗ってみて、たいそう驚きました。
夜だったせいもあるのでしょうが、窓から見る街の風景が瞬時に過去に遡ってゆくようで・・・
同じ景色のはずなのに何十年かタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまいます。

たぶん、それは車の、フロントガラスの質であったり、窓のフォルムあるいは微妙な車高であったりが影響するのだと思うのですが、街がセピアがかっていくような気がしたものです。

その時のライレーに思いがけなく誌上で再会 !

Riley.JPGGarageLife 32号より

ガレージ・ライフ夏号にライレーオーナーSさんの車とガレージが登場。
表紙も彼の車とガレージです。

GL.JPGGarageLife 32号より

クラシックカーに乗せてもらってはじめて わかったことがもうひとつ。
それは、回りの車がとても気を遣ってくれること。
彼の車がスピードをスーッと落として停まると、回りの車も追随してスーッと停車。信号なんかないのに!!
これには本当にびっくりしてしまいました。
クラシックカーが走行すると、周囲の車は倣ってくれるなんて。

GL-2.JPGGarageLife 32号より

これ↑はSさんのガレージ。
ガレージというものの、お部屋の中に車が置かれてる、というカーマニア垂涎のスペース。

ミニチュアしか持っていない愛書狂もランチアが欲しいらしいけれど、夢は まだ叶いそうにないみたい・・

*追記
ぼんやり、古い車のことを考えていたら、エッフェル塔にクラシックカーが大集合していた情景を思い出しました。
毎週土曜日の夜になるとエッフェル塔の下に、どこともなく集まってくるたくさんの古い車。
パリは古いモデルの自動車を比較的よく見掛ける街ですが、それでも、数十台をまとめて見るのは、映画の撮影でもない限り、珍しいこと。前世紀の建造物が多く残るこの街では、なおさら、奇妙な感覚に陥ってしまいました。
ただ、ずいぶん昔のことで、その頃、若者に人気のあったアメ車が多かったような記憶ではあるのですが・・
数年前にローラースケート族?が集合していたのも、エッフェル塔だったので、集合場所には最適なのかもしれませんね。

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