ナント、20年振りの個展のお知らせです
「瓢箪から駒」の展開で実現することになりました!
京都半分暮らしも10年目に入りますが、「京都の家」のご近所に「北山銅版画室」いう銅版画工房がありまして、ひょんなご縁からこちらのアトリエで制作させていただくことができました
えっ⁈ 銅版画⁈
と、我ながら意外なのですが、もともと、コラージュが向いていることもあって、フォトポリマー凹版という技法でつくっています
制作をはじめたのが、2021年コロナ禍真っ只中、、、
旅に出ることなど、もう、ないのではないか、、と感じていた時でした
せめて、トランクに旅を、、とつくりはじめました
旅する写真家「喜多 章さん」の神々しいまでに清らかな写真を作品に使わせていただいたことがキッカケで、日本中を旅して撮られた素晴らしいシリーズ「Water 水 H₂O Four Seasons of Water」の中から、3点の写真作品を展示していただくことができました!
今まで、デパートやギャラリーなどで展示してきましたが、今回は、、
大阪新地のCAFE & PUB 「Casa La PAVONI 」
震災前まで夙川にあった伝説のお店です
「旅するトランク展」
2023年4月4日(火)〜22日(土)
Casa La PAVONI
大阪市北区堂島1-3-19 前川ビル1階
06-6345-7746
土・日・祝 定休
ただし最終日 4月22日(土) 12時〜17時まで営業
お店の営業時間にご覧いただけます
案内状(上の写真)をお確かめの上、お出掛けください
もちろん、ご覧いただくのみ、、もOK!
どうぞ、御高覧ください
橋井文都代
注🔍写真クリックしてくださると全貌が見えます 超久し振りにアップしたら、画像が大き過ぎました^^;
『銅版画工房のカレンダー展』に参加させていただくことになりました
ながく「制作」というものから遠ざかっていたので、作品が本当にできるのか、、、
ト、たいそう不安でしたが、工房の先生のご協力で何とか完成!
↓刷り上がりました
『旅するトランクⅡ』
Hommage à Helmut Newton “LEGS COMING HOME, Montecarlo,1987”
版にインクをつめて、、、
プレスします
出来上がりは是非会場で御覧ください
会場には素敵なカレンダーがたくさん並んでいることでしょう
『銅版画工房のカレンダー展 2022』
京都トアロード画廊
2021 12月8日(木)~19日(日) 12:00~19:00
月曜・火曜休廊
京都市左京区一乗寺出口町22
電話075-202-5975
毎年12月に開催される あかり展、本日終了いたしました
ぼやぼやしていて、御案内もあまり出せなかったので、せめてものアップです
会場での写真ではよくわからないでしょうが、今年のライトは、これ、、古いサドルを使っています
“記憶ーHommage à 坪文子”
サドル、フランスidéale 社
べースはピストル塗装の鉄製
7年前に初めてこのあかり展に参加させていただいのですが、出品を勧めてくださった
坪文子先生へのオマージュ作品といたしました
6月に急逝されたのですが、ほんとうにたくさんのことを教えてくださった、、と今更ながら思う日々です
滅多にお褒めの言葉をいただくことなどなかったのですが、このような年賀状をくださって随分励みになったものでした
『貴女の昨年の「あかり」は私 大好きでした 』
そして、骨折していた私に
『今年は足を治して元気にアトリエでお目にかかれますように』
(2011年にいただいた年賀状ヨリ)
アトリエにて撮影
京都、西陣、上七軒。
この界隈で生まれ育ったセッチャンの案内です。
上七軒からろおじを入ると・・
見えてきました、目指すは『糸仙』。
広東料理のお店です。
のれんをくぐると・・
ほんに京都っぽいお店どした。
卓に運ばれてきたばかりの一皿。
これ「酢豚」です。
野菜一切なし。
脂身なしの豚肉とパインナップルのみ。
この潔さ。
この盛りつけの簡素さ。
かに玉。
ふわ、とろでほろほろととろけるかんじ。
ほそーい春巻きもあって、撮るのも忘れてましたが、その細さの訳は・・
おちょぼ口の舞妓さんにあわせてあるのだとか。
京都河原町にあった『ハマムラ』がなくなってさみしいなあ、などと思っていたので、しみじみおいしおした^^
よく見つけたね !
などとねぎらってくれる友あり。
って、じつはすごいあばら家なのですが。
見つけました !
縁側でお茶の図。
ふりむけば、がらんとした何もない部屋。
思えば、長い道のりでした。
避難場所探しをはじめたのはいつだったのか、そして、何軒の家をみたのか・・
この古い木の家にいると、いままで当たり前にしていたことが違っていて、とまどったり、感心したりすることしきり。
日本間の暮らしなど、すっかり忘れていて、襖がこんなに賢かったなんて思い至りませんでした。ドアの暮らしにあまりに慣れてしまっていて、座敷から玄関まで遠回りばかりしていたのですが、ある日、ハタと気付きました。
ああ、この襖を開けたら、すぐお玄関だった・・なんて。
まだまだ考えさせられることがたくさんありますが、とりあえず、この状態から一歩前進。
もうはじまってます。
下田直子さんの作品350点の展示だそうです。
時間をつくってぜひぜひ行きたいと思っています。
下田直子さんとは奇妙なご縁で、『一つ目小僧』の津野いづみさんのご紹介でお会いしたことがありました。
『一つ目小僧』・・あれは・・70年代のブランドでしょうか。
遠い昔のようですが、『anan』創刊当時のとてもステキなファッションページを覚えています。
下田直子さんと初めてお会いしたのは巴里。
80年代の初頭、ニューヨークから帰国の途中、巴里に立ち寄られたのでした。
当時巴里にいた私が彼女をご案内したのは、パレロワイヤルの回廊にあった『勲章やさん』。
そこは密かな人気のアドレスで、店内にあるたくさんの勲章を好きなだけ選んでグログランリポンにその場で縫い付けてブローチにしてくれるといった面白いお店でした。
好きなだけ・・といっても決して安くはないお値段、たくさんの勲章を前に大いに悩み、さらに縫い付けてもらう順番やリボンの色にまた悩み・・ああ、あのお店はまだあるのでしょうか ?
ご案内をいただいて、そんなことを思い出しました。
彼女のオーダーしたブローチはさすがに見事な出来映えでした。
いわずもがな、ですね。
2020オリンピックは東京。ですね。
イスタンブール。残念。
今年、新年を迎えたイスタンブールはとてもいい街でした。
偶然に行った街です。
年末から新年の予定が直前になっても決まらず、タイに行くつもりが叶わず、
イスタンブールになってしまって。
そんな訳で何の予備知識も期待もなく行ったのですが、、
すばらしい街でした。
写真はちいさなホテル『セブン・ヒルズ』の屋上からの眺め。
アヤソフィアが望めます。残念ながら、ここに泊まったわけではなく、
旅の達人、といっても若い女性ですが、のお宿に偶然お邪魔したときに撮ったもの。
ここで朝食・・なのだそう。うらやましい限り。
オリンピックのニュースをきいて、イスタンブールの写真を見てみたくなりました。
いえ、べつに、東京に決まっていやな訳ではまったくありません。
少し前にはデモがあったりして、気に入った街の動向には目がいってしまいます。
アヤソフィアの内部と、、
↑外観。
これはブルーモスク、トプカプ宮殿。
とてもきれいですね。
眺望随一、丘の上にあるピエール・ロチのカフェ。
ロチが『アジアデ』を執筆したといわれている愛書狂おすすめの場所。
この丘の中腹あたりにはロチがアジアデと逢い引きを重ねた墓地がありました。
愛書狂はこのカフェで『アジアデ』を傍らに、トルコティーを飲みたかったのだそうです。
で、街中の書店でわざわざ『アジアデ』を買い求めてからこのカフェのある丘にのぼったのですが・・
なんと、『アジアデ』はピエール・ロチショップにもありました。
それも、街の書店の半額で !
愛書狂の落胆はいかばかりか !
愛書家のみなさま、お買い求めはこちらでどうぞ。
コンスタンチノープルという響きもすてきな、
また、戻りたくなる場所でした。
またまた直前のお知らせながら、レイコ・クルックさんの神戸の講演会をコーディネートさせていただきました。
ぜひぜひ、いらしてください。
**追記(2013/8/28)
満員御礼。
拍手のなりやまぬ、すばらしい講演会となりました。
あつく御礼申し上げます。
東京は大倉正之助さんの大鼓にはじまり、白石加代子さんの朗読などもあって、ゲストも映画、演劇、ファッション、アート関係の方々など華やかな会場になるそうです。
『ナガサキ=======パリ
翔るレイコ・クルック変身譚』
日 時: 8月24日(土) 16:00~18:00 (開場 15:45)
参加費: 1000円 (珈琲付)
場 所: フォアベルクホール (フォアベルク日(株)神戸ショールーム地下)
Tel:078-221-8800 Fax:078-221-8855
Mail:kobeshowroom@vorwerk.co.jp
問合せ&申込み:直接フォアベルクホールまで(定員に達し次第締め切ります)
第1部(16:00~) ば化粧師、語る!!
第2部(17:00~) 「赤とんぼ」出版記念講演
映画『ノスフェラトゥ』『愛と哀しみのボレロ』など、特殊メーキャップの草分けとして知ら れる「ば化粧師」レイコ・クルック。フランスを拠点に、映画のみならず、演劇、オペラ、 コマーシャルの世界で活躍。世界の巨匠やアーティストらと膨大な仕事を手がけてい ます。自身の創作活動も多彩で、今回ノンフィクションノベル『赤トンボ』を上梓。出身 地、長崎県の諫早で体験した終戦前後の 1 年間を、10 歳の少女の目を通した物語 にしました。『赤トンボ』の出版を機に帰国したレイコ・クルックさんに話を聞きます。
またまた間際のお知らせながら、
ジャン・コクトー愛好家の藤澤健二さんから、こんな催しのご案内が届きました。
江戸川区ってずいぶんしゃれたことするんですね !
今年はジャンコクトー没後50年・・だったのですね。
藤澤さんはもう何十年も半端じゃなくジャン・コクトーに熱中なさってらっしゃる方。
大小問わずコクトー関連の催しには尽力なさっています。
藤澤さんとコクトーのおもしろいお話もたくさんあって、なかでも、コクトーが眠るちいさな礼拝堂の武勇伝が私は大好き。
パリ近郊Milly-la-Forêtにあるこの礼拝堂も今は一般公開されていて、なんでも中に入るとジャン・マレーの声で解説が聴こえてくるのだそうです。
藤澤さんが行かれたのは70年代後半ではないかと思うのですが、私もその少し前にレイコ・クルックさんに連れて行ってもらっていて、当時はなにもなく、人っ子一人見ない薬草の村Milly-la-Forêtと、もちろんジャン・マレーの魅惑的な声もなき礼拝堂の佇まいにいたく感動した記憶があります。
藤澤さんをここに案内されたのもやはりレイコクルックさんで「ここで一晩過ごすとジャン・コクトーに逢えるかもよ」といわれ、ほんとうに毛布を抱いて藤澤さんは礼拝堂に残られたのだとか。ところが、夜がくる前に見廻りのおばさんに見つかって、ホームレスと間違われた彼は有無を言わさず追い出されたのだそうです。
礼拝堂の壁面いっぱいに描かれたコクトーの絵。
Je reste avec vous ーわたしはあなたがたとともにいますーと刻まれた墓石。
ここで毛布を携えた彼をコクトーは見ていたのではないかしら・・などつい想像してしまうのですが・・
Milly-la-Forêtのコクトーが住んだ家も公開されているようです。
藤澤さんも以前インタビューなさったことがあるピエール・ベルジェ氏が “ジャン・コクトー協会” の会長なのでこのようなこともできてしまうのですね。
いつか、訪ねてみたいものです。
江戸川区お近くの方はぜひ!!
気がつくと、もう節分もバレンタインも過ぎ去って、
新年のご挨拶さえできずに今年初のエントリーです。
またまた開催中のご案内になってしまいました。
仮面窓展
2月18日(月)〜23日(土)
12:00-19:00 ⧸ 最終日 16:00
ギャラリーGK
東京都中央区銀座6-7-16
第1岩月ビル1階
tel 03-3571-0105
地下鉄銀座駅 B-5出口 銀座線・日比谷線・丸ノ内線
銀座デビユウ・・なんていっていいんでしょうか ^^
たった一点のみの出品ですのに。
画家の友人大沼きょう子さんにお誘いいただきました。
タイトルは『La Malcontenta』
A.P.ド・マンディアルグの『masques de Leonor Fini』にでてくる
ある奇妙な仮面に魅せられ、その仮面があったという「マルコンテンタ荘」をタイトルに。
16世紀の建造というその館はベネッツィアとパドヴァの間、ブレンダ運河の河畔に今もみることができるそうです。
以下、生田耕作先生の訳にて仮面の詳細を・・
“(略)ところで、マルコンテンタに於いては、便所は、この地方で最初につくられたものの一つにちがいないが、扉がそなわっておらず、代わりに一個の<仮面>をひそめており、一人きりになる人間はそれでもって顔をつつむしくみになっている。”
(奢灞都館,1976年刊)
制作中は他のタイトルにしていたのですが、どうも気になってさがしていて出会ったテクスト。
もう、惚れ込んでしまい、タイトル負けは承知のうえ。
こんなこというと、熱心なファンにはしかられそうですが、
澁澤龍彦氏も「マルコンテンタの便所」を探しに行かれたのだとか。
くわしくは『ドラコニア綺譚集』に。
仮面窓展、3月に京都でも。
ギャラリーLittle House
3月12日(月)〜24日(土)
18日(月)休廊
11:00-19:00 ⧸ 最終日 16:00
京都市下京区四条室町鶏鉾町478
tel 090-9977-1559(岡村)
『re:cycle shower』出品中です。
ECO Lighting Exhibition
12月7日(金)〜12月20日(木)
9:00〜17:00 最終日16:00まで
土日休み
平和紙業ペーパーボイス大阪
大阪市中央区南船場2-3-23
TEL 06-6262-4540
会場では、来年の干支 巳年みたいでいいね。。なんておコトバも。
ホントは使わなくなったり聴かなくなってしまったヤツでやりたかったのだけれど、それらを探したり「要る要らない」を判断するのにとても時間がかかりそうで、ハジメの1枚と〆の1枚計2枚のみ、手持ちのCDを再利用。
ハジメの1枚は“Musicians of Sicily”
〆の1枚は“ BADEN POWELL LEMBRANÇAS”
これ、じつは聴いたコトない。
ディスクの色で選択。
ほんとうは“これ”にしたかったのだけれど・・
会場近くの御堂筋も電飾化されていて、
そちらもきれいでございます。
脚のご帰還。
想像するだけで背筋がゾッとしそうなシーンだけど、どこかユーモラスで好きな写真です。
それに、靴フェチにはたまらないこの感覚。
エルムート・ニュートン、1987の作品です。
靴フェチ気味であった私は「お気に入り」だった靴をなかなか捨てられず、ずいぶん前の底が劣化したこの靴も捨てようか、と悩んだ末に「そうだ !! ゴムの溶け出した部分にベビーパウダーを塗ればどうかしら」と妙なことを思いつきました。
そして、10数年振りにこの靴を履いて出かけよう、として機嫌よく歩くこと数歩・・
なんか、崩れ行くような・・
・・と、このようなことになっていました。
でも愛着のある靴。
捨てる前に記念撮影。
ベビーパウダーはこの場合、役に立ちませんでしたが、私は靴入れに常備しています。
このところ、ご愛用のEASYTONEにも出掛けに一振り。
さらさらと気持ちいい履き心地に。
スニーカーばかりでなく、もちろん、ヒールなどにもベビーパウダーはお役立ちです。
昔、ある高級靴店の取材で、教えてもらったのですが、店内の靴には内側にベビーパウダーを、そっとわからない程度にはたいてあるのだそうです。
むむむ、なるほど、と感心したのでした。
でも、今、そんなことしている靴屋さんはないかもしれませんが。
で、“LEGS COMING HOME, Montecarlo,1987” はこの本にありました。
1989年にマドリッドで開催されたHelmut Newton新作展のカタログです。
ここで見つけました。
最近はエルムートではなく、ヘルムート・ニュートンという方が一般的かもしれません。
大好きな写真家だったので、事故死のニュースにとてもショックを受けました。
それももう、8年も前のことなのですね。
奥さまのAlice Springsも好きな写真家です。
ところで、今日は金曜日ですね。
こころは官邸前に。
薔薇⎯⎯といえば、
クセジュ文庫『花の歴史』薔薇の項の "有名な誤植" を思い出すのですが、
詳細忘却・・・
たしか、たった一字の誤植で平凡な一行が名文になった・・
というようなことが書いてあったと記憶するのですが・・
探してみます、この本。
ただいま、写真の薔薇のライトを出品中です。
『 ばら大好きッ展』
伊丹市立工芸センター
~ 7月1日(日)
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
もっとはやくご紹介すればいいのに、もう最終日になってしまいました。
なんでもかでも終わり間際になんとかするというこの悪習慣、なおりませんね。
観たい映画や興味のある展覧会も最終日に駆けつける・・
仕事も締め切りにようやく間に合わせる・・
この性格で失ったもの計り知れず。
取り返しのつかなかった哀しい出来事も。
後悔してもしきれない・・このあいだもそんなことがありました。
ある方に、ゆかりのものが掲載されている本をみつけて、お送りしようと手元に置いて数ヶ月。
お届けする前に、その方が亡くなっていらしたことを知らされました。
大切なその方が、身を以て教えてくださったようなものなのに、
この始末。
また「遅ればせながらの人」あるいは『いつも手遅れ』になってしまいました。
そろそろ学習しなくてはなりません。
タイトルは「薔薇族」
ベースの素材はご覧の通り、鋼管です。
ヴァレンタイン・デーがお誕生日の友人に会うので、プレゼントをつくった。
この友人は不思議なヒトで、ずいぶん前から独り部屋を持っている。
日本でも有数の贅沢な住宅地にすてきなマンションを所有していて、とてもハンサムな夫と暮らしているのに、彼女は週のほとんどを学生街のワンルームで独りで過ごしているのだ。
あんなにリュックスな住まいをどうして愉しまないのかしら・・と訝しく思っていたけれど、簡素なワンルームに友人たちを招いたり、(私もそのワンルームに伺うのだけれど)フランス語を教えたり、習ったりして嬉々と暮らしているらしい。
今や、私も欲しい「夢のリトリートハウス」
「先輩」にやりくりなど、指南してもらうつもり。
人は皆、避難場所がいるのかもしれない・・と思ったりもする。
どんなに恵まれた住環境であっても、だ。
この本で知ったYSLの隠れ家は、彼とピエール・ベルジェのいくつもの愛の館とまったく違った室内装飾だった。
とてもモダーンで明かるく、テラスからはエッフェル塔が望め、居心地の良さそうなベージュのソファにアフリカの彫刻やスツールが配され、YSLのプライベートコレクションの黒人ボクサーの写真が印象的なペントハウス。
このボクサーを撮った女性写真家Martine BarratはYSLがオランにいた青春時代にすでに知っていたのだという。
YSLのようにいくつもの家はないけれど、そして、比較のしようもないのだけれど、今私がいる家にとても不満がある訳ではない。オフィスワークができる気持ちのいい小部屋もあるし、ボロだけどアトリエだって持っている。週に一回はT夫人がお掃除もしてくれる。だけれど、、、
やっぱり、欲しい、夢のリトリートハウス !
リトリートハウスの住人に針金でつくったプレゼントを持って会いにいこう。
彼女の本宅、豪華マンションにはふさわしくないけれど、
ワンルームには似合いそう。
昨秋のジュエリー展の出品作です。
夏にPCがクラッシュしてしまって、そのままになっていたのですが、遅ればせながらのご紹介です。
アトリエドーム主催のジュエリー展、
テーマは「祈るかたち」。私はやはり、震災のことが頭から離れず、「19867」をつくりました。
この数字は3.11の半年後の、亡くなられた方と行方不明の方々の数です。
素材に使ったのは、壊れた電卓。
シリコンの数字の部分をブローチにしました。
普段、なにげなく叩く電卓の数字・・
「1」
「9」
「8」
「6」
「7」
五桁もの数字。
この数の何倍もの哀しみがある。
けれど、私にできることは祈ることだけ。
祈りながら、つくったことを思い出しました。
新聞によると、3日現在の東日本大震災で亡くなられた方と行方不明の方々の数は
19867(2011/9/11)から19116になっていました。
数が減る理由が良いことであれば、いいのですが・・
ジュエリー展で数字はすべて売れてしまって、残ったパーツ「%」でつくったブローチ。

お知らせです。
**追記 (2012/2/4)
立見まででた熱い会場でした。
御礼申し上げます。
神戸の後、大阪、長野も大盛況だったとか。
『Get back, SUB! あるリトル・マガジンの魂』発刊記念トーク・イベント
1月22日(日) 15:00~17:00(開場14:30)
神戸 海文堂書店 2F・ギャラリースペース
入場無料
70年代初頭、日本のウエストコースト・神戸から現れ、時代の最良の精神たちを集めて風のように来て風のように行ってしまった『SUB』という最高にクールな雑誌があった。浅井慎平、湯村輝彦、横尾忠則、草森紳一……。豪華な執筆陣と画期的なエディトリアルデザイン、「ビートルズ・フォア・エバー」「ウエストコースト'73 」等の名特集。
そしてここに、ハード・デイズ・ナイトを生きる総てのマガジン・フリークに贈るラディカル・エレガンスなノンフィクション=『Get back, SUB! あるリトル・マガジンの魂』が誕生した。
今回のイベントでは、この著者渾身の一冊を基に、神戸に拠点を置いた伝説の雑誌『SUB』と編集者・小島素治の仕事と生涯を数多くの証言から追い、サブ・カルチュアの現在を問いつつ、小島が生きた同時代の証言者と共にあの時代を語り合います。
第一部 15:00~16:00
雑誌『SUB』を生んだ小島素治とその系譜、仕事を辿る。
お話:北沢夏音(ライター、編集者)
<小休憩>
第二部 16:10~17:00 小島素治・草森紳一、そして神戸のエピソード。
北沢夏音 + 中平邦彦(元神戸新聞論説委員)+ 渡邊仁(元サブ編集室)
+武田好史(edition螺旋社新社代表)
コーディネートなさったのは、ワタナベ・エディトリアルの渡邊仁さん。
当時、真っ只中にいた私も協力できたことに感謝いたしております。
10年以上も伝説の雑誌『SUB』を追いかけた、という北沢夏音さん渾身の、初めてのご著書だといいます。
(そっとちいさな声で)今年もよろしくお願いします。
今年の夢はリトリートハウス。
この異国のドラゴンの地に ?
いえ、実現をめざして近場にするつもりです。
でも、ハウスは無理でルームかな。。
この方のretreat houseはアンバリッド近くのペントハウス。
デコレーターはJacques Grange、
アントニオーニの映画がイメージのインテリア・・・
羨まし過ぎ!!