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2007年08月 アーカイブ

2007年08月18日

データ消失、そして、ようやく、復旧できました。

Deauville.jpg

残暑お見舞い申し上げます。

灼熱の・・・ということばがピッタリの日々、いかがお過ごしでしょうか。

こんなところに行きたいなー
と、写真はダバダバダのテントです。

さて、このagenda-クチュールライトを、2004年11月にはじめてから、色々なことがありました。
あまり、更新出来なかった時期もあり、また、饒舌なエントリーも、ままあったように思います。でも、私にとっては、どれも大切なagenda。・・・メモであり、記録であり・・・
それらが、6月28日、突然、消失してしまいました。
みなさまにいただいた大切なコメントとともに・・・

原因はサーバの事故。

幸い、消失したのは一部だったのですが、日記設定ページには一切アクセス出来なくなってしまいました。従って、新しいエントリーをアップしたくても出来なかった、、、のです。
このサーバの利用者の中にはデータが全部消失してしまった方々も多いと聞いています。
こういった事態に備えて、皆様には各々データ保存をなさることをお奨めいたします。


サーバの言い訳
【ファイルサーバーのデータ管理体制について】    

ステップサーバーのファイルサーバーシステムでは、データを複数のハードディスクに分散して保存
し、さらにパリティ情報という1台のハードディスクが故障しても別のハードディスクからデータを
復元する事が出来る「 RAID 5 」という高度なデータ管理システムにて運用しています。
しかしながら、「 RAID 5 」でデータを復元する事が出来るのは1台のハードディスクが故障した場
合までとなり、同時に複数のハードディスクが故障した場合にはデータ復元が出来なくなる特性があ
ります。

なお、ステップサーバーのファイルサーバーシステムでは、膨大なデータ量を取扱っている事と、常
時データアクセスが発生するファイルサーバーに対してデータバックアップを行う事でサーバーレス
ポンスが極度に低下する事を回避するために、データバックアップではなく「 RAID 5 」によるデー
タ管理システムを採用しています。


    【サーバー障害およびデータ消失の原因について】    

この度のサーバー障害では、上記で説明した「 RAID 5 」というシステムを構成する「 RAID装置 」の
部品(バックプレーン)および2台のハードディスクが同時に故障した事により、ファイルサーバーへの
アクセスが出来ない状況が発生し、ホームページ閲覧やメール送受信が出来ないなどのサービス障害が
発生しました。

なお、上記の障害を検知した際に「 RAID装置 」を構成している残りのハードディスクに保存されてい
るデータの保全を図るために、ハードディスクからデータのコピー(バックアップ)を開始致しましたが、
同時に複数のハードディスクが故障した場合にはデータ復元が出来なくなる「 RAID 5 」の特性により、
すべてのデータをバックアップする事が出来ず多数のデータが消失する事態となりました。

また、サーバー障害対応時に、残りのハードディスクからデータのコピー(バックアップ)を最優先で行っ
たうえで、障害の原因となった故障したハードディスクおよび「 RAID装置 」の部品(バックプレーン)
の交換を行ったため、長時間サービスが停止する事となりました。


静かなブログですけれども、これからも どうぞ よろしくお願いいたします。

2007年08月25日

かごマニア ?!

sicilia.JPG


ずいぶん褪せていますが、これはシチリアの籠。
インドのミラーワークのように ちいさな鏡付き。
はじめてパレルモで見た時は狂喜して、街角で見つける度に欲しくなって困りました。15年も前のことですけれど・・
最近、シチリアには なかなか行けなくて。でも、次回も確実にお持ち帰りしそうです・・


mendini.JPG


黒いのはメンディーニ(とマリア・クリスティーナ・ハメル)デザインのプラスチックカゴ。籠ではないのですけれど、私のカテゴライズではカゴなのでありまして・・
1998年のデザインながら、年ごとに弱点(当初は持ち手が切れてしまうことがあった)も改良されて、今年はトード・ボーンチェ風お花バッグもある模様。


mendini-b.JPG


メンディーニ・カゴ ?白も持ってました。欲張りメ。
2004年 夏の京都・三条イノダ本店で。


mexico.JPG


そして、これはメキシコの買い物カゴ。


mexico-2.JPG


このラベルがお気に入りであります。
トクにこのメキシコ婦人が。
仕事机にも このラペルを2枚も置いて、日々、ご対面。なぜか、和みます。

このメキシコ買い物カゴは実にさまざまに使えるらしい。
ビーチタオルや水着を入れたり、石拾いはフツーだけれど、、、
ん、書類入れ??
んん、機内用キャリーバッグに???
トドメはLive chikens !!!

でもメキシコ婦人にとっては当たり前なのかも・・・

2007年08月28日

模様コレクション - 2

murano.JPG



やわらかな光の輪が、
スロープを上がると


murano-1.JPG


視界に、
まるで、ゆっくり増殖するように入ってきます。


murano-2.JPG


そう、これは窓。
けれど、光を採り入れるためだけの窓ではなく。
外光が有機的に、そこにあるかのような。

ここに来ると、つい、カメラで光の輪を いくつか切取りってみたくなります。
(といってもケータイですが・・)

で、来る度に撮るので、これらのカットも季節と時間帯によって、色が変わっています。


旧兵庫県立近代美術館のスロープの壁面
村野藤吾
1970年


murano-3.JPG


村野藤吾著作集 同朋舎出版

ディテールについて人があまり気のつかない部分なんですが、「力」ー物理的な力の相互作用、抵抗対抵抗という力学上の表現が建築一般でしょう。このような物理的な表現をもっと軟らかなものに、力の表現をもっと心理的に救えないでしょうか。たとえば、ジョイント部分にワン・クッションおいて、お互いにぶつかり合わないで共存するようなディテールにできないだろうか。そうすれば、その建築で生活する人々の心がなごみ、人と人との心の触れ合いにもとげとげしさがなくなって平和になるのだと思います。「ディテール」昭和49年4号 談話より


この窓も光をワンクッションおいて内部に採り入れています。
村野藤吾のこの談話は旧兵庫県立近代美術館の竣工より後ではありますが勝手読み?をしてしまいました。

2007年08月31日

ウズマキマキ

tetsurou.JPG

涼しげな糸巻き鉢ですが、もう、暦は秋ですね。

季節が移りゆく気配がすると、つい、去年は今頃何をしていたのだろう・・と記憶を手繰り、、、そうだ、母のお茶会だったと思い出しました。
母のお茶会、と便宜上いうものの、正確には、母が当番のお茶会です。
お当番は雑事で大変らしく、ウチにも騒ぎが波及してきました。
それで、レンタル?! したのがこの竹箸です。

tetsurou-2.JPG

銕琅さんの菓子箸。
煎茶なのでお道具もお気楽、お手軽なもの。

しかし、こんな狭いスペース ? に よくこんな彫りができるなぁ・・
と、竹で御箸をつくったことがある私は この細工を見る度に思うのです。

fukumon-omote.JPG

こちらは無銘の菓子箸。
これも銕琅さんのと同じく煤竹です。

fukumon-ura-2.JPG

裏側はこんな風・・

fukumon-ura.JPG

母のお茶会には使ってもらえなかったけれど、私はこちらの方が好みです。
表は素っ気ないくせに、裏には「富久」いっばいだもの・・

the-gateau.JPG

これは茶会当日のお菓子。
銘は・・
・・忘却。

このお茶会から数ヶ月して、一緒にいった叔父が亡くなってしまいました。
それからしばらくして送られてきたこの時のスナップは叔父が撮ってくれたものでした。
いとこが送ってくれたのですが、封筒の私の名は叔父の手蹟。
一年はやはり、相当の日々だと気付かされます。