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2008年01月 アーカイブ

2008年01月15日

あけまして

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お芽出とうございます

松の内に何とかご挨拶ができました。
松の内って、近年7日までらしいのですが、のんびりと正月15日まで、ということでよろしくお願いいたします。

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これは旧年十月末に、色とカタチに魅せられて買い求めた瓜。
緑の方に尻尾のようなものが‥見えます‥

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この尻尾は、オメデタイ芽。
しばらくコンポートに入れておいたら、なんと、芽が出てきました。

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ただただ置いてあるだけ、お水をあげもしないのに、芽はどんどん成長して、このとおり。
新年になっても、まだ、元気です。

ただ、芽と反比例して本体が・・・段々シワシワとちいさくなってきましたが。

この瓜を買った時、「キレイだから飾っておこう」とつぶやいたら、
お店の方から、「エェ〜、オイシイですから、食べてください」といわれました。
けれど、「はやとうり」の酢の物は、しばらくお預けたみたいです。

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本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2008年01月23日

雪の本島

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雪の日、瀬戸内海の島に来ました。
四国に雪は珍しい、という日・・

同道したヤツらに(失礼。) 何でこんな雪や霙のなかを辺鄙な島などに連れて行かれるのか、と訝られながら、香川県丸亀港から船に乗ること20分・・

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本島に着いた頃、みぞれは雨になりました。
あ〜ぁ晴れだったらレンタサイクルで走り回れるのに、と残念極まりなかったのですが、
目指す笠島集落の道中、こんなカワイイ風景に出会いました。


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不思議な小屋や・・


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民家の壁に突如現われた恵比寿さま・・


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庭に置かれた小学校の椅子・・


こんな風景を見ながら、人も車もまったく通らない道や村落を歩きながら笠島地区を探します。
誰かに道を尋ねようと思っても辺りは無人・・
仕方なく民家の戸をノックしても人の気配すらない・・
でも、戸はがらりと開きます。
数軒目にしてようやく御婦人が出て来られました。
親切にも雨の中を近道のところまで、この御婦人にご案内いただいて、ようやく笠島に到着。

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二十八もの島々からなる塩飽(しわく)諸島の中心・本島、江戸に栄えた名残りをとどめています。

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スゴイ名前の通りでしょ。
「町家通り」が訛って江戸期から「マッチョ通り」と呼び慣わされているそうです。
この通名のように町家がたくさん残っています。
そのうちの三軒は見学ができます。

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雨の中、真木邸を見つけて入ると・・
「お待ちしてました」の声が・・
そんな訳はないのに、、、
「雨の中をようお越しやした・・」と勝手に、なぜか京ことばに転換して理解してしまいました。
ことばも真木邸の中も温ったかかった。


実はこの忘れ去られたような島を知ったのは、私の写真の師匠 喜多章さんのおかげなのです。
喜多章さんが本島を訪ねられたのは9年前。
その時の写真がこれです。
他にも本島の写真をたくさん撮られています。

さりげなくカメラを向けたかのようで、キリッとした目線が結果としていつもある、そんな写真が撮れるなんて出来そうで出来ない・・
持って生まれた独特の感性だと感嘆せずにはいられないのです。

今日も師匠のブログには日本のどこかのちいさな町や村が・・
切り取られた日本の景色は限りなく懐かしく美しい。
疲れた時や眠りにつく前の私の常備薬、癒し薬になっております。
ふーぅ。

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で、本島ですが、次の目的地の関係で、数時間の滞在だったのですが、再訪したいと思わせる場所でした。
快晴の日に、ね !!

2008年01月31日

こんぴらさん

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雪の本島へ渡った前日はココでした。
金刀比羅宮のこんぴらさん。

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丸金マークがあちこちに。

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お目当てはコレ。
若冲です。ガラス越しのツバメを見ました。
京都、相国寺の若冲があまりにヨカッタので、同じメンバーでここまで来てしまったのですが、全員無言・・・
でも、785段もの石の階段を登らなければ辿り着けないこんぴらさんは面白かった。

応挙や若冲、岸岱があったのは、さらに583段、総数1368段の階段を上ったところの奥書院
書院の襖絵です。
書院というからには、靴を脱いで拝見するのですが、日頃は素足で平気な私も吹きさらしの会場ではさすがに寒さで震えました。

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これは資生堂パーラー、エントランスの鉄の床。
そ、こんぴらさんに何故か資生堂パーラー「神椿」があるのです。
ま、一昔前は宗教は娯楽でもあったのだから、パーラーがあっても不思議ではないのですけれど。

なかなかにおもしろい取り合わせです、資生堂とこんぴらさん。
で・・・パーラーで珈琲もいいのだけれど、、、

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甘酒でひといき。
温まって、下界へ下りました。

金刀比羅宮 書院の美」今日最終日・・です。

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