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美 アーカイブ

2007年09月27日

幻視布展

timtique-1.JPG

刺繍家の友人Timから、こんな案内状が届きました。

幻視布展-イリュージョンクロス 9月25日〜10月3日。面白そう。

はやくご紹介しなきゃ・・と思っている間に もう開催中です・・ね。

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会場は昨年オープンしたTimのお店「TIMTIQUE」
彼女の刺繍工房、アトリエでもあります。
Timの刺繍は・・・かなり、独創的。ファンタジーがいっぱいあって、構成も手法も他に類を見ないほど。
それは、たとえば・・

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こんな風。
これは、数年前に私がどうしてもTimに刺して欲しくて依頼したものです。

刺繍のベースにしてもらう素材をTimに送って、出来上がりを楽しみに待ちました。
照明器具にするよ、と伝えてあったので、光を通してもいいように仕上げるのに(つまり、糸の始末を裏にも出さないように仕上げる)ずいぶん大変な仕事になったようですが、期待をはるかに超えた見事な作品が届きました。
「ほおずきに蟻」の図です。
蟻の足は漆仕上げの糸で。京都の織元が特別の帯に使う糸だそうです。
ほおずきの実は珊瑚。
蟻が実を食んで運んでいます。

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少し手を加えて照明器具に。

緻密で自由なTimの手仕事を見るなら、ぜひ。
会期中ワークショップもあるようです。




幻視布展ーイリュージョンクロス
9月25日(火)〜10月3日(水)
会場 TIMTIQUE 京都市左京区銀閣寺道交差点西入南側
10時30分〜19時 木曜休
075-752-1191

2008年03月03日

ひいな

%E3%81%B2%E3%81%84%E3%81%AA-2.jpg写真 喜多章

桃の節句ですね。
今年もお雛様にお目にかかれました。

今日がひな祭りではあるのですが、うちでは、のんびりと3月3日頃から4月3日までお飾りします。
訳あって、調度品の少ないお雛様。
右近の橘と左近の桜は揃えて差し上げたいと思いつつ、果せません。

上の写真は実は3年前に写真家 喜多章さんに撮っていただいたもの。
(これは夜も8時を過ぎての撮影、しかも昼間でも薄暗い部屋・・私も毎年撮ってみるけれど、速攻ボツなのです・・)

今見るとお道具が増えてない・・

それに、菱餅もひとつしかない・・・って、、、
一ヶ月も飾っておくので、菱餅を泣く泣く捨てていた私。
この年はケチってしまったようです・・

半端なケチにあきれ果てつつ ひいなのまつり

2008年06月03日

YSL

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GREAT FASHION DESIGNS OF THE SIXTIES PAPER DOLLS IN FULL COLOR Tierney

昨日、外出先の電車の中で乗客の読む新聞記事が目に入り、瞬間凍ってしまいました。
サンローラン氏死去の見出しが・・・

ファッション界から引退なさっていたこともあって、最近あまり聞かなかったお名前なのでありますが、一時、フレンチヴォーグの社交欄愛読者であった私にとっては、偉大なクチュリエ以上の特別な存在の方だったという気がします。
きれいな彼のお母様や妹さん(イヴにそっくり・・)、ミューズだったドヌーヴルル・ド・ラ・ファレーズとのツーショット。
社交欄のちいさな写真を飽かずに眺めていたものです。
当時お気に入りだったルル・ド・ラ・ファレーズがバルテュスの息子タデ・クロソフスキーと結婚して住んだ、すてきな、ほんとうにすてきなお部屋にうっとりしたり・・・
あ、これは社交欄ではありませんが、やはり、当時のヴォーグか何かで見たのでしょうね。

リヴ・ゴーシュのお洋服も素敵でした。
当時は気も付かなかったけれど、リヴ・ゴーシュというネーミングにも彼のモードに対する思いがあったのだな、など今更ながら思います。

上の写真は有名なモンドリアンルックのキセカエペーパードール。

YSL-60%27s.JPGGREAT FASHION DESIGNS OF THE SIXTIES PAPER DOLLS IN FULL COLOR Tierney

このキセカエ本の表紙にも堂々の主役 !?

薔薇の香りが大好きな私はYSLの香水Parisのファン。
発売当時(いつだったのだろ?)から いまだ飽きない・・
そういえば、香水Parisのパブリシティは当初エッフェル塔でした。
その後、サンローラン氏のミューズでメゾンのアクセサリーをデザインしていたルル・ド・ラ・ファレーズの姪、リュシー・ド・ラ・ファレーズが香水Parisのイメージモデルに。

サンローラン氏に見出されたリュシー・ド・ラ・ファレーズはキースの息子、マーロン・リチャーズの奥さまに。
なぁんて、サンローラン氏のおかげ?でgossip通になってました。

気になるのは、モロッコの彼の別荘
ピエール・ベルジェ氏とヴァカンスを楽しんだあの美しい館はどうなるのだろう・・とインテリア誌で見ただけなのに勝手な心配をしてしまいます。彼の創作の源を見るような美しさだったのに・・

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GREAT FASHION DESIGNS OF THE SIXTIES PAPER DOLLS IN FULL COLOR Tierney

このペーパードール(右)はYves-Saint Laurent 1963年のデザインです。

おてんばルル」も好きでした。


*追記 2008.6.6
**Saint Laurent's funeral at the Eglise Saint-Roch
BBC
ITN
***ピエール・ベルジェ氏 追悼のコメント
****Pierre Berge Saint Laurent Foundation

2008年12月10日

ピンバッヂ

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エナメルのピンバッヂ。
セーターやコートなんかにつけると
ちいさいくせに目立ちます。

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画鋲大のサイズなのに。
(てか、画鋲ですが)

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私が選んだのは真ん中の白。

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でもこの白は・・

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・・ただの白ではなく、

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・・光。

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佐藤ミチヒロさんの作品です。

日英コンテンポラリージュエリー4人展
gallery shop Si
〜12月25日(木) 11:00〜19:00 最終日17:00  火曜定休
078-341-8810
神戸市中央区元町通4-1-5 2F

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2009年03月29日

最終日!!

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lleno 美しいノート展」
写真家の上諸尚美さんにご案内をいただいて行ってきました。
紙フェチカメラマンのご推薦、これは見逃せないと紙フェチ同盟一員?の私も初日に駆けつけたのですが、、、
・・ご紹介が遅くなって今日もう最終日です。

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会場は大阪淀屋橋の芝川ビル
旧芝蘭社家政学園の美しい建造物です。
マヤ文様のアールデコスタイル、昭和2年の竣工だとか。
4階テラス、ドアの向こうが会場です。

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会場内には出張カフェも。
京都大原のcafé APIED。このチョコレートケーキはとてもおいしかった。
深く強い味のチョコレート、結構好みでした !!

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これはメモ用紙(100×65ミリ)がたっぷり詰まった小箱。
いろんな色のいろんな紙が・・
たまらず紙フェチ300円でご購入。・・いたしました。

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「lleno 美しいノート展」家内制手工業の美学
〜29日(日)10:00〜15:00
芝川ビル4階テラス(地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅11番出口前)