赤い風船
えっ・・今ごろ赤い風船ですか・・
なぁんていわないでくださいね。
映画「赤い風船」を観たのは夏・・でした。
'50年代の巴里。それも下町メニルモンタン。単純にこの年代のこの町の情景を見られるだけでもうれしいのに、この短編は朝露のようなキラメキを持った映画でした。
まさにファンタジー。
この余韻が醒めやらぬある日、愛書狂が「赤と白があったよー」と持って来てくれたのがこの本です。独りで本が読めるようになった子供のための、絵本のようなペーパーバック、livre de pocheの「赤い風船」。
「赤と白あったよー」の白は「赤い風船」と同時上映されていた「白い馬」の本か、と思いきや・・イラン映画「白い風船」でした・・残念。
どうやら「白い馬」版も出版されたもようですが。
映画のシーンが切り取られて、
映画よりもちょっぴり詳しいテクストではパスカル少年の背景が少し説明されています。
でも、映画あっての本。というカンジです。
だって、スチールだと風船が動かないもの !!
**「赤い風船」全編